私は、2017年に2か所で登録販売者の試験を受けました。
2か所で受けた理由は、単に合格できるか心配だったからです(笑)
しかし、無事2か所とも合格しました。
☟私に届いた合格通知です☟

その経験も踏まえ、実際の試験の難易度がどうだったのかお伝えしたいと思います。
後、実際に登録販売者合格までどのように勉強したのかということも一緒にお伝えしたいと思います。
目次を見たい人はクリックしてね
登録販売者の試験難易度は?
半分以上が不合格になるが、登録販売者資格取得はそんなに難しくない
7割以上の点数をとれば自動的に合格になるので、そんなに難しくないです。
合格人数に定員がある試験ではないので、その点は気が楽ですね。
薬事日報が発表する数字を見ると半分以上が不合格になりますが、その不合格者が全員しっかり勉強しているとは限らないです。
私は友人と登録販売者試験を受けました。
ただ、その友人は『一年に一回しか取得チャンスの無い資格なんじゃレアじゃん(笑)』という理由で、ほぼノー勉で受験し、不合格になりました。
試験会場でも、私の友人と似たような雰囲気をかもし出している人がチラホラいました。
(私の勘違いだったらごめんなさい。)
一つ言えることは、全て暗記になるので、勉強すれば合格できる程度の難易度なので楽勝でした。
(本記事の下の方で、勉強方法も紹介します。)
数字で見る登録販売者合格率
実際の登録販売者の詳細な合格率を表にしました。
下の表は全国平均になるので、各都道府県で合格率は違います。
受験者数 | 合格者数 | 合格率 | |
2017年 | 61,126人 | 26,606人 | 43.5% |
2016年 | 53,346人 | 23,321人 | 43.7% |
2015年 | 49,864人 | 22,901人 | 45.9% |
2014年 | 31,362人 | 13,627人 | 43.5% |
2013年 | 28,527人 | 13,381人 | 46.9% |
データ:薬事日報より
若干のばらつきはあるものの、ここ五年間の平均は44.7%でした。
ただ、一番合格率の高い都道府県と、一番合格率の低い都道府県では40%合格率が違いました。
合格率が一番高い都道府県 | 合格率が一番低い都道府県 | |
2017年 | 北海道 62.4% | 沖縄県 26.7% |
2016年 | 兵庫県 55.8% | 島根県 26.9% |
2015年 | 岩手県 66.2% | 愛媛県 22.6% |
データ:薬事日報より
これだけ合格率が違うと、合格し易い都道府県があるのでは?と思ってしまいますよね。
都道府県によって難易度が違うの?

埼玉県と栃木県で試験を受けましたが、都道府県による難易度の差はありません。
実際私が受験した時は、埼玉県の合格率が38%、栃木県の合格率が30%ということで8%の差がありましたが、難易度が違うという実感は一切ありませんでした。
各都道府県で受付場所は違いますが、合格発表後、指定された場所に受験票を持っていけば点数を知ることができるという制度があります。
私も念のため、埼玉県、栃木県の両県で自分の点数を確認しましたが、点数も大きな差はありませんでした。
登録販売者の資格を取りたい人が急増している?!
近年、登録販売者を受験する方が右肩上がりとなっています。

ここ数年で近所にドラックストアが増えたなぁっと思っている人も多いと思いますが、ドラックストアが増えることで登録販売者の雇用も多くなっています。
私の受験動機も、登録販売者の資格を持っていればドラックストアの店長になることができ、手取りで30万円以上もらえると某ドラックストアの求人に書いてあったからです(笑)
登録販売者試験の実際の内容は?

全てマークシートです
試験は全てマークシートです。
個人差はありますが、丁寧に見直しをしても時間は余ると思います。
試験は午前の部が120分、午後の部が120分となっており、各部60問です。
私は心配性なので丁寧に2回見直しをしましたが、それでも毎回20分程度時間が余りました。
マークテストが何択なのか気になる方もいると思いますが、実際の試験は4択又は5択のどちらかです。
問題によって4択だったり、5択だったりしますが、9割以上5択でした。
☟実際の試験問題の一部です☟
※回答に間違いがある可能性があるので、信用しないでください(笑)
ちなみに全て5択だとすると、運だけで7割以上をとる確率は、
1/227373675443232000000000000000
になるので、ノー勉で合格すると一生分の運を使い果たしてしまう可能性があるのでご注意ください(笑)
試験項目は全部で5つです
試験項目は5つです。
- 薬事に関する法則と制度 20問
- 医薬品に共通する特性と基本的な知識 20問
- 人体の働きと医薬品 20問
- 医薬品の適正使用と安全対策 20問
- 主な医薬品とその作用 40問
なお、試験項目と問題数は毎回同じです。
ここで気を付けていただきたい点があります。
それは・・・、
1項目でも都道府県が定める基準点(3.5~4割)を下回る場合は不合格になる。
ということです。
最初に7割以上の点数をとれば合格と言いましたが、上記のような不合格条件があるので、苦手項目を作らないよう満遍なく勉強するようにしてください。
大切なことなので絶対に忘れないでください。
1項目でも都道府県が定める基準点(3.5~4割)を下回る場合は不合格になります。
このことを念頭に置いて試験に挑んでいただければと思います。
面接や実技試験はありません
面接や実技試験は無いので、人と話すことが苦手な人もご安心ください。
しっかり勉強して、マークテストさえ合格なら登録販売者の資格を取得できます。
私が登録販売者試験に合格するまで
基本は通信教育で勉強しました
私が利用した通信教育はU-CANです。
U-CANの教材内容は、
|
☟実際の教材の写真です☟
全部で12.5㎝くらいあります

こんなに分厚い本が並ぶと、どれから手を付けていいか分からなくなりますよね。
しかし、教材の中で勉強の進め方も説明してくれているので、勉強手順で困ることはありませんでした。
U-CANでの勉強の進め方
下の写真のように、しっかり勉強の進め方を解説してくれています。

私も基本的にはこのやり方に沿って勉強しました。
一回で覚えることができなかったので、実際にはU-CANが推奨する進め方を五回やりました。
しかし、これでも完全には覚えられなかったので、学生時代に培った自分なりの勉強法も取り入れたので、下でお伝えします。
五感を刺激しながら勉強するのがオススメです
文字を書いたり読んだりすることは、短期的な学習には効果がありますが、長期的に見ると記憶の定着が弱いです。
長期的に記憶を定着させるためには、五感を刺激することが重要になります。
そこで私の勉強方法ですが、
- 絵を書いて視覚にうったえかける

熊胆(ユウタン)という生薬成分は熊の胆汁を乾燥したものが素材になっているので、熊と胆の絵を描きビジョンで覚え、連想し易いようにしました。
- ダジャレで聴覚にうったえかける

歴史で語呂合わせというものがあると思いますが、それに似たような覚え方で、ダジャレにして、それを声に出して聴覚にうったえかけて覚えました。
こういったことを自分でまとめることで、更に理解が深まり、記憶の定着が促進されちゃいます。
登録販売者試験を受けるまで1年間勉強しました
実は、登録販売者になりたいと思ったときに、その年の登録販売者試験が終わったばかりでした。
そのため、そこから1年間近くゆっくり勉強できました。
実際には、一日1.5時間程度勉強することを目標にしていましたが、途中で二か月間体調を崩してしまい、その間はまともに勉強できる状態ではありませんでした。
これはあまり当てにならないかもしれないですね。
その後もちょいちょいサボってしまいましたし(笑)
ただ、最後の2、3カ月はラストスパートをかけ、毎日最低2時間は集中して勉強しました。
実際2、3カ月の勉強で受かったようなものです。
私の悪い癖、【追い込まれないとやらない】ということがバレちゃいますね(;^_^A
絶対合格したい人のために私が教える裏技
都道府県により試験日が違うことがあるので、試験日の違う都道府県で試験を受けることでより合格のチャンスを増やすことができます。
実際、私が受けた2017年の埼玉県と栃木県では、
- 埼玉県の試験日が9月10日(日)
- 栃木県の試験日が9月7日(木)
でした。
どこか一か所でも合格すれば登録販売者の資格を取得することができます。
登録販売者の資格はどの都道府県でも通用します。
余計に受験料はかかりますが、どうしても不合格になるのは避けたい!という人にはオススメです。
試験日が違えば何か所でも試験を受けることができるので、自分の予算と相談しながら検討してみてください。
まとめ
- 登録販売者は、マークテストで7割以上の点数をとれば自動的に合格できる。
- しかし、1項目でも基準を下回る点数(3.5~4割)だと不合格になる。
- U-CANを利用すると勉強方法に困らない。
- 五感を刺激する勉強を取り入れる。
- 試験日の違う複数の都道府県で試験を受けることで、合格チャンスを増やすことができる。
半分以上が不合格になるという数字に騙されず、真面目に勉強すれば合格できます。
本ブログを読んでいただけた皆様が試験に合格することを祈っております。
最後までご確認いただき誠にありがとうございました。