鳶職 (とび職)の給料は安い?事故が起きれば命を落としかねない職業のわり求人が多いのは年収が低いから??

鳶職は、高所で仕事をするという危険な仕事の割に、給料が安いと言われています。

 

今回、厚生労働省の最新統計資料(賃金構造基本統計調査)の中に、鳶職の給料が出ていたのを発見しました。

 

ただ、やはり国の資料は小難しく書いてあり、パッと見何が何だかわかりづらいので、なるべく噛み砕いて、

  • 鳶職の給料・ボーナス・年収
  • 鳶職の年齢別年収
  • 鳶職の手取り

といったことを、会社の大きさ毎にまとめました。

 

後、鳶職といったら期限内に仕事を終わらすため残業!というイメージがあると思いますので、その点についてもまとめましたので、一緒にお伝えしたいと思います。

 

鳶職の給料・ボーナス・年収

鳶職の平均年収は421万円程度(平均年齢38.5歳)

鳶職の、ボーナスも含んだ年収は421万円程度です。

企業規模(平均年齢) 給料年額(手当含) ボーナス年額 年収(給料年額+ボーナス年額)
10~99人(38.2歳) 3,901,200円 285,900円 4,187,100円
100~999人(44.8歳) 4,500,000円 246,000円 4,746,000円
1000人以上(28.8歳) 3,946,800円 714,400円 4,661,200円
総合計平均(38.5歳) 3,928,800円 286,100円 4,214,900円

厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」より。

 

他の職業に比べ、会社の大きさによる給料の差は小さいですが、それでも年間で60万円程度収入が違うのは大きいですね。

 

年齢別の年収も記載されていたので、お伝えしたいと思います。

 

会社の大きさ毎の年齢別年収

実際に自分の歳だといくらもらえるのか?ということが気になる方が多いと思いますので、年齢別で年収をまとめてみました。

 

会社規模10~99人の鳶職の年齢別年収

年齢 給料年額(手当含) ボーナス年額 年収(給料年額+ボーナス年額)
~19歳 2,466,000円 29,800円 2,495,800円
20~24歳 3,229,200円 237,200円 3,466,400円
25~29歳 3,692,400円 145,000円 3,837,400円
30~34歳 4,172,400円 343,000円 4,515,400円
35~39歳 4,266,000円 279,300円 4,545,300円
40~44歳 4,232,400円 357,300円 4,589,700円
45~49歳 4,228,800円 408,900円 4,637,700円
50~54歳 4,180,800円 397,200円 4,578,000円
55~59歳 4,364,400円 543,800円 4,908,200円

 

会社規模100~999人の鳶職の年齢別年収

年齢 給料年額(手当含) ボーナス年額 年収(給料年額+ボーナス年額)
~19歳 2,877,600円 107,600円 2,985,200円
20~24歳 3,004,800円 419,300円 3,424,100円
25~29歳 3,421,200円 243,400円 3,664,600円
30~34歳 3,850,800円 472,700円 4,323,500円
35~39歳 4,711,200円 452,000円 5,163,200円
40~44歳 4,358,400円 615,700円 4,974,100円
45~49歳 5,839,200円 166,000円 6,005,200円
50~54歳 5,092,800円 190,600円 5,283,400円
55~59歳 4,752,000円 106,200円 4,858,200円

 

企業規模1000人以上の鳶職の年齢別年収

年齢 給料年額(手当含) ボーナス年額 年収(給料年額+ボーナス年額)
~19歳 データなし データなし データなし
20~24歳 3,807,600円 339,400円 4,147,000円
25~29歳 2,996,400円 912,600円 3,909,000円
30~34歳 3,640,800円 503,000円 4,143,800円
35~39歳 4,554,000円 1,192,600円 5,746,600円
40~44歳 4,776,000円 628,000円 5,404,000円
45~49歳 4,797,600円 650,000円 5,447,600円
50~54歳 データなし データなし データなし
55~59歳 データなし データなし データなし

 

鳶職は体を使う職業ということもあり、企業規模の大きい会社では、50歳以上の従業員はいないという結果でした

 

人間が一番働き盛りと言われる30代、40代の給料が一番高いという結果でした。

 

ここまで税金を気にしないでお伝えしてきましたが、実際の手取りは?と気になる方向けに、ザックリですが試算しましたので、お伝えしたいと思います。

 

平均的な鳶職の手取りは?

毎月の鳶職の手取りは27万円程度(平均年齢38.5歳)

鳶職の毎月の手取りは27万円程度です。

企業規模(平均年齢) 月収(手当含) 毎月の手取り
10~99人(38.2歳) 325,100円 271,500円
100~999人(44.8歳) 375,000円 313,100円
1000人以上(28.8歳) 328,900円 274,600円
総合計平均(38.5歳) 327,400円 273,400円

 

手取り額の計算について、住んでいる地域や各個人の環境により税金の額が変わるため多少前後しますが、27~31万円程度になります。

 

鳶職の一年間トータルの手取りは351万円程度

ボーナスも含めると、平均的な鳶職の一年間の手取りは351万円程度です。

企業規模(平均年齢) 一年間トータルの手取り(ボーナス含む)
10~99人(38.2歳) 3,496,200円
100~999人(44.8歳) 3,962,900円
1000人以上(28.8歳) 3,892,100円
総合計平均(38.5歳) 3,519,400円

 

一年間で351万円を自由に使えると思うと、少ないと思う人と、多いと思う人にわかれると思います。

個人的には、仕事の危険度を考慮すると圧倒的に給料が少ないと思います。

 

しかし、実は残業をして、無理してお金を稼いでいるだけでは?ということも考えられるので、その点についてもお伝えしたいと思います。

 

鳶職の残業時間は多い?

鳶職の残業時間についても、厚生労働省の賃金構造基本統計調査に記載があったので、わかりやすくお伝えしたいと思います。

 

鳶職の毎月の残業時間は12時間

毎月の鳶職の残業時間は平均で12時間です。

企業規模(平均年齢) 一ヶ月の残業時間
10~99人(38.2歳) 11時間
100~999人(44.8歳) 19時間
1000人以上(28.8歳) 82時間
総合計平均(38.5歳) 12時間

 

会社が大きくなるほど残業時間が増えているのがわかります。

企業規模が1000人以上の会社については、82時間という残業時間で、36協定以上の残業を行っているという結果でした。

 

企業規模関係なく、平均を一日の残業時間に換算すると、一日1時間も残業しないということになります。

これぐらいなら許容範囲という方も多いのではないかと思います。

 

ただ、本記事でお伝えした残業時間は、厚生労働省の調べになり、企業側が正確に申請していない可能性もありますので、悪しからず。

 

まとめ

  • 鳶職の平均年収は421万円程度。
  • そこからザックリ試算すると一年間トータルの手取りは351万円程度。
  • 残業は1日1時間もしない。

 

今回、厚生労働省の調査結果を見てみると、鳶職の給料は思ったよりも高く、残業も少ないということで、個人的に鳶職の労働条件は良くないというイメージがありましたが、勘違いでした。

 

しかし、企業規模が1000人以上の会社では残業時間が異様に多いですが、それ以下の規模の会社の残業時間が少ないというのは、理由が気になるところです。

 

職業別の年収と残業時間について調べていて面白いと思ったでの、引き続き他の職種についてもまとめていきたいと思います。

 

最後までご確認いただき誠にありがとうございます。